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おくりびとつれづれ(2)

どれくらい泣いていたのでしょうか。

気持ちの高ぶりもようやく落ち着いて、
頭の芯がぼんやりしたままやっと
余命宣告さえされていたのだということを思い出して
少し冷静さを取り戻しました。

いずれこの日が来る事はわかっていたんだ。
私の気持ちがそうであったように、がじゅの体も限界だった
ーそういうことなんだと。

(そういえば、最後の通院ではやたらと先生を噛んでたっけ。
もういいよ、ってことだったのかもしれないな)


すでにがじゅの体はいたましく変わりつつありました。
さあ泣いてる暇はない。早く弔ってあげないと。
シャベル、それから大好きだったリンゴを買いに行かなくちゃ。
私は急いでコートをはおり、駅前に向かいました。

暗い夜道を歩きながら、とりとめもない思いが巡る中
ふと思い出したのは、夕べの事。
夜、がじゅを抱きながら話しかけていたとき。

手の中のがじゅは反応らしい反応はほとんどなく、
生きてる事を確認できるのは体温とわずかな呼吸だけでした。
そしてまぶたは、寝ているのとは全く違う
頑とした固さで閉じられていました。

私も励まし続けるものの、それも残酷に感じられるようになって
「もうだめかい?もうがんばれないか…」
そうつぶやき、鼻をすすり上げたそのときです。

固く閉じられていたがじゅの目がうっすら開き、私を見上げたのです。
ただそれはほんの一瞬で、すぐまた昏睡状態へと戻っていきましたが…

そして、最後の力を振り絞ってかけよってきた今朝。


私は、わかりました。
看取れなかったんじゃない。
がじゅは看取らせなかったんだと。

思えば不思議なほど人の気持ちに敏感な鳥でした。
とりわけ泣いたり怒ったり、体調を崩したとき。
前にも少し描きましたが、本当におろおろし、なぐさめるような行動をとるのです。
(おまけに演技の時はしっかり見抜くという…笑)

そんなの思い込みでしょう、という人もあるかもしれません。
でも、あの朝のがじゅの「ごあいさつ」は最後の贈り物だったのだと
今でも私は信じています。

あきじゅろが泣いてたら心配で置いていけないよと。
それより、最後の
しあわせな「いつもの朝」を覚えていて、と。

そうして私を見送って、役目を終えたと思ったのだと。


ありがとね、がじゅ。君は世界で一番のいいこだったよ。



(次で、さいごです。)










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テーマ:鳥さんとの暮らし - ジャンル:ペット

2012.03.02 | | コメント(2) | トラックバック(0) | がじゅじろうと私

コメント

本当だったと思います

がじゅ次郎ちゃんは、看取らせたくなかった。
私もそう思います。

不思議なほど人の気持ちに敏感で。
わかります。
私も似たことがありました。

すごく落ち込んで、ぼうっとして動かずに涙をただ流しているときがあって、そのとき傍にいてくれたインコが身じろぎひとつせずに膝の上にいました。
30分以上もです。
まったく動かずにインコがいるなんて、と、ふとその子を見ると、じぃっと、首を傾けて小さな身体全体で私の変調を受け止めていました。
私と眼が合っても、動かずにただ、心配気に見つめ返してくれました。
私はそのとき本当に不思議な気分を味わったし、こんなに心配をかけて何をしているのか!と、頭をガツンと殴られたような気持ちになりました。

すみません。私のことばかり書いてしまいました。

そういうこともあり、インコさんってどんなに小さな身体であろうと、大きな力で人を支える能力をきちんと持っている、と信じています。

他にもほんとに信じられないくらいすばらしい生き物だと実感させられることが多いですよね。
愛情の深さには驚きますし、がじゅ次郎ちゃんは最後までakijuroさんの真の相棒でいたかったのではないかなぁと思いました。

落ち着かれるまで時間がかかって当然と思います。
しばらく私のブログへのコメントは結構ですからね♪
今しばらくは、あきゅ次郎ちゃんのことを充分に想って送ってあげてください。

長文になり、失礼しました。

2012/03/03 (土) 21:01:37 | URL | 冷奴 #WtOWNtRI [ 編集 ]

No title

冷奴さま

ありがとうございます。
私こそ、つれづれというかだらだらと書き綴ってしまって…
根気よくお付き合いくださり本当に感謝しています^^

冷奴さまにもそんな思い出が合ったのですね。
インコが自分を仲間として愛してくれている。
そういう体験をすると、インコという生き物が
人生から切り離せない、大事な仲間としてしか見られなくなりますよね。

心配してくれることがわかるから、よけいに心配をかけていられない。
そう、だからこそ私も気持ちを保っていられたんだと思います。
(こうなった今でさえ!)

不思議だけど、この体験は私にとってとてもリアルだし
だから冷奴さんのお話も非常に共感できます。
お話ししてくださりありがとうございます。
自分の事ばかりなんてとんでもないです。

しばらくは我が相棒を偲ぶ日々になるとはいえ
やはりインコスキーとしては、
インコエキスを切らしては生きていけません。
またそちらにもお邪魔しますので、どうかお気遣いなく!(笑


2012/03/05 (月) 22:38:59 | URL | akijuro #- [ 編集 ]

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akijuro

akijuro

このブログの管理人。
2つの頃、親が迷いインコを拾って以来のインコ中毒患者。
現在、23区南東部在住。

*小鳥の家族紹介*

 がじゅ次郎

☆がじゅ次郎
(本名:がじゅまる)
セキセイインコ
(白ハルクイン)♂
04年3月13日お迎え
12年2月22日旅立ちました。
享年8歳。



じゃが1
☆じゃがまる
セキセイインコ
(パイド)♂
12年3月23日お迎え

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